■あなたはなぜなかなか変わることができないのか?
「よし、明日からこれをがんばろう!」「これを続けよう!」
今まで何度もチャレンジしてきたことと思います。
でもいつも失敗してしまう…。
そうです。人間はなかなか習慣を変えることはできないのです。
習慣を変えようと思ったら、3週間同じことを続けなければなりません。
3週間同じことを続けることができれば、潜在意識が書き換えられ、新しい習慣となるのです。
さて、ここで重要になってくるのが、潜在意識の存在です。
潜在意識。よく聞く言葉ですね。でもあなたはその意味を知っていますか?
■あなたを動かしているのは、“あなた”ではありません。
潜在意識とは、普段表に出てこない意識のことです。つまりあなたが気づいていないところで、あなたの体を支配している意識です。
実はあなたの行動や意思決定の90%以上は、潜在意識に左右されています。
例えば晩ごはんにお好み焼きを食べたとします(関西人ですから)。あなたは、あなたの意思でお好み焼きを選んだと思っていますが、そのほんのちょっとした思考の中にも実は、過去の経験や、今現在置かれている状況、体調など、あなたが意識しないところで、潜在意識が判断しているのです。
人は表に出ている意識(顕在意識)でいろいろと悩みます。「なぜこれができないのだろう。」「もっとこうなれたらいいのに!」
でもその思いが潜在意識まで届かなければ、あなたは変わることができません。潜在意識を変えるというのはとてもむずかしいことなのです。
■潜在意識を簡単に変える方法
人は潜在意識を変えようと思っても、なかなか変えることはできません。それは、表の意識(顕在意識)から変えようとしているからです。
潜在意識を変えようと思ったら、潜在意識を表に引っ張りださなくてはなりません。
実はあなたの日常でも潜在意識にアクセスできる状態があります。それは脳がとてもリラックスしている状態、脳波でいうとα波が出ている状態です。
その状態に意図的に導き、潜在意識にダイレクトに働きかけることができるのが「
ヒプノセラピー」です。
「
ヒプノセラピー」とは直訳すると「
催眠療法」です。
催眠と聞くと、とたんに怪しく感じますが、欧米では一般的に行われている、れっきとした
心理療法です。テレビでやっているいわゆる催眠術とは違います。
仰向けに寝た状態で言葉で催眠状態へと導いていきます。催眠状態といっても、さっきお話した脳がリラックスしている状態のことですので、特別な状態ではありません。
日常的に経験している状態です。そして、その状態で、頭にいろんなことをイメージして、そのシーンを脳で体験してもらいます。自分で思い通りの夢を見ることができる感じでしょうか。
こうすることで、潜在意識に働きかけ、ネガティブなイメージを払拭し、心を健全な状態へと変化させていきます。
言いたくないことまでしゃべってしまったり、体を操られてしまうようなことは絶対にありませんので、安心してください。
心理療法と聞くと、精神的な病にかかっている人が受けるものだ、と思う人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
多かれ少なかれ、誰にでも悩みはあります。そんな一般的な悩みを持っているあなたが対象です。
また、眠る直前のようなリラックスしている状態を経験するだけですので、不安に感じることはありません。ご安心ください。